2024年お盆
8月13日 水曜日 ~8月15日 金曜日
お盆とは
お盆は
お亡くなりになった方の霊が
戻ってくると言われます。
なかでも四十九日を過ぎて
初めて迎えるお盆は、
「初盆」または「新盆(にいぼん)」と呼び、
とりわけ丁寧に供養します。
初盆の供養は通常のお盆の過ごし方と
何が違うのか?
初盆の迎え方、
招かれた場合に知っておくべき
知識・マナーについてご紹介します。
お盆の時期
お盆の時期は、7月中旬か旧暦の8月中旬となり、
東京では7月に行うなど地域によって異なります。
どちらにしても13日~16日の期間が多く、
故人様やご先祖様の霊が迷わないように、
13日の夜には玄関先でオガラを焚いて迎え火をし、
16日の夜も同様に送り火をするのが一般的です。
お盆前には仏壇や仏具を掃除し、
精霊棚(盆棚)を用意して準備します。
お盆の間は僧侶を招いての読経、
お墓参りなど供養をして過ごします。
「初盆」とは、
忌明けとなる四十九日後、
初めて迎えるお盆のことです。
忌明け前にお盆を迎えた場合は
翌年のお盆が初となります。
故人様の霊が初めて里帰りをするため、
ご親族様以外にも親交の深かった友人、
知人を招き、僧侶にお経をあげてもらうなど、
通常のお盆よりも盛大な供養となるでしょう。
読経後は精進料理でもてなします。
故人様との思い出を語らい、
改めて感謝の念を抱く大切な日です。
初盆とお盆について
初盆の流れも通常のお盆と大差はありません。
忌明け後初めての本格的な法要のため、
事前に準備することがいくつかあります。
その一つに「提灯」が挙げられます。
初盆にいたっては
白い提灯を軒先や仏壇前に飾るならわしがあり、
ご親族が贈る場合もあります。
初盆が終われば、白い提灯は菩提寺に納め、
お焚き上げなどで、その役目を終えます。
初盆は、
僧侶への「お布施」も
通常のお盆の場合よりも少し高めの設定です。
菩提寺との関係性や地域によって変わりますが
1万円~3万円程度が相場とし、
菩提寺以外の場所での法要であれば、
お車代もお渡しします。
法要後の会食を辞退された場合は、
御膳料も包みましょう。
参列者の方から
「御仏前」としての現金やお供え物をいただいた場合は
ご葬儀と同様、
3分の1から半額程度の引き出物を用意しておきます。
表書きは「志」「初盆志」「新盆志」などです。
そのほか、
ご親族以外でお招きする人数が多い場合は、
案内状を送るケースもあります。
初盆のマナー・ポイント
初盆に招かれた場合、
迷うのが服装やお香典ではないでしょうか。
服装に関しては、
三回忌までは喪服を着用するのが一般的です。
特に僧侶を招く場合は喪服が基本です。
喪家様の立場であれば、
正喪服や準喪服の場合もありますが、
ご親族様以外の場合は
案内状に「平服で」とあれば、
略式喪服でもかまいません。
紺やグレーなど、
黒以外の地味な色合いのスーツやワンピース、
アンサンブルなどがそれにあたります。
持参するお香典は
「御仏前」や「御供料」としてお金を包み、
品物の場合は「御供」と記入して渡します。
お香典の額は関係性にもよりますが、
5千円~1万円くらいが相場といえるでしょう。
水引は黒白や双銀などで、
結びきりのものを使用します。
前日までに準備すること
続いて前日までに準備することを紹介します。
仏壇の掃除
普段のお仏壇の掃除よりも丁寧に、
普段行き届いていない
細かいところまで掃除をします。
迎え火・送り火の準備
迎え火・送り火に使う
おがらや受け皿となる素焼きのお皿を準備します。
お盆の時期が近づくと、
ホームセンターやスーパーで販売しています。
盆棚(精霊棚)の準備
故人をお迎えするための棚となります。
仏壇の前に設置し、
盆棚をお祀りしたら、
位牌を仏壇から盆棚に移します。
精霊馬・精霊牛の準備
故人をお迎えし、
お送りするための物となり、
キュウリやナスで作ります。
ご自宅で作るのが難しい場合は、
ホームセンターでも購入することができます。
「霊がお見えになるときには馬に乗って早く、
霊が戻られるときには、牛に乗ってゆっくり」
という意味が込められています。
盆提灯(ぼんちょうちん)の準備
里帰りされる霊が
無事に家に戻ることができるように、
里帰りする家がここですよという目印
として準備をします。
一般的に、
初めて帰ってくる故人の霊が
迷わないための目印として、
新盆用の白提灯を準備します。
玄関や部屋の窓際、
仏壇の前などに吊るします。
お供え物の準備
初盆のお供え物としては、
一般的に季節の果物や野菜、
供花(くげ)、お線香、ロウソクを準備します。
ロウソクは白ロウソクとなります。
また、初盆の際にはお団子を準備します。
お供えするお団子の種類に関しては、
宗教や宗派、
地域や家のしきたりによって異なりますので、
事前に確認をしておきましょう。
なお、お供え物に関しては以下の
「初盆のお供え物は何にすべき?」
で詳しく説明しています。
お墓の掃除
故人をお迎えする前までに、お墓の掃除をします。
可能であれば、
前日までに済ませておくのが良いのですが、
日程的に厳しい場合は当日でも問題ありません。
お墓の掃除をする際は、
お墓参りの道具と一緒に
掃除道具を持って行くようにしましょう。
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